森のイスくんを作る1

ホンモノのイスくんを作っちゃった

森のイスくん(ゴブリン書房)

きっかけはこうです

担当の編集者さまが家に来て、その日は打ち合わせをしていました。
僕は「最近DIYで、つまり日曜大工で、
棚を作ったり机を作ったりするのが
楽しいですよ~すごいでしょ?いいでしょ? 」
なんて自慢げに、自慢、、、つまりとても得意げでした。

すると編集者さまが、ふ~ん、へぇ~と言った後
「じゃあホンモノのイスくんも作ってよ。作れるよね」
とぬかしやがった、、いや、おっしゃったのです。
もちろん、僕の返事は
「、、、できますよ」
でした。
でも、もし本当にイスくんに座れたら
こんなに楽しいことはありません。
何かのイベントの時にも使えそうです。
と、いうわけで作ってみました。
どんなふうに出来たのか、どうぞご覧下さいませ~

準備をする
木工の世界では、
「 設計図を完璧に書く事ができたら8割は完成したようなものだ」
と言われています。
一度切った木を、やり直す事はできませんから
最初の設計が大事なのは当たり前ですね。

かたや絵の世界では、
「とりあえず描いてみて駄目なら上から塗り足せ
どこに行き着くかなんて絵に聞いてくれ」
と言われています、、たぶん。
木工業界的にきちんと描く方もいるでしょう。
でも、僕はとりあえず派です。
という訳で、設計図も書かずにとにかく
ホームセンターへダッシュ!!

とりあえず、このぐらいの木が
欲しいな~ぐらいの気持ちで
このぐらいの木を買ってきました。

CIMG2089

背もたれの部分と
足の部分になる予定

さっそく切る、削る
目の前に木があったら、とにかく早く切ってみたいんです
そわそわします。上の太い木の方を、だいたい半分に切ります。
のこぎりで 、ギコギコします。

そしたら今度はトリマーという機械で横に溝を掘ります。
片方は凹の形、もう片方を凸の形にして
合体させるのです。

CIMG2090
CIMG2091

ギュオオオーーーーーンン
すげーうるさい音がするぜーー!

わはは~やった~、溝ができたー
もう片方も凸の形にして、合体、、、、
CIMG2092

どわー、やっぱりうまく合わないー!!
やっぱりね、やっぱりね!!
やはり、木工の世界では、
なんとなくや、だいたいは通用しません。
それでもボンドを垂らして、トンカチでゴチゴチ叩きまくって
万力でギリギリ締めて
「くっつけ~くっつけ~」
と念じれば、なんとかなります。

ギリギリ、、、つづくその2へ

その1
その2
その3
その4