光るマウスが未来をかえる

お話サイエンスというシリーズの本の挿絵を描かせてもらいました。遺伝子工学のお話です。

光るマウスが未来をかえる(森川成美・作 講談社)

子どものころNewtonという科学雑誌が好きでした。内容を理解して読んでいたというよりは、なんかすごいことが世の中いっぱいあるんだ!というわくわくと、分からないこともこんなにあるんだ!という驚きが楽しかったのだと思います。

しかしそんなわくわくよりも、不安とか恐いという気持ちのほうが大きくなってしまうことあるかもしれません。でもよくよく考えてみるとそれって「知らない」から不安なのでは?と思ったりもするのです。知らない道、はじめての道、どこにいくのだろう?帰れなくなったらどうしよう?という不安。はじめての学校、はじめてのクラスメイト、仲良くなれるかな?の不安。それに比べたら、知ってるいつもの道、いつもの学校、知ってる人たちクラスの友達。だいぶほっとします。

科学ともそんなふうにいつも知ってる友だちみたいになれたらいいのにな。

この本が、わくわくと驚きと共に正しい知識に辿り着けるきっかけになったら嬉しいです。