いつもいない話

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うちの両親は二人とも山好きで、小学生の頃は
毎週のように山登りに連れていかされた。
最初はお菓子を買ってもらえるし遠足みたいだし
楽しかったが、だんだんと嫌になってきた。
車に酔うし、いつも山登りだし、なかなか頂上着かないし
「それにオレ、花とか紅葉とか、興味ねーし。」
って思っていた。

あまりに毎週山登りに行くので、そのうち近所の友達も
僕の家には遊びに来なくなった。
「どうせまた山登りでいないから」
という理由だった。

でも、30歳をすぎた頃、ふと
「あ〜山でも登りてえなあ、、」
と思うようになった。あんなに嫌だったのに不思議である。
紅葉も見たいし、花の写真も撮りたいし、ドライブも楽しい。
なんならテントで一泊して、その後温泉に入ってもいい。
子供のころ興味がなかった事に、いま全部興味ががあることに
びっくりする。おじさんになってしまったってことだろうか?

それにしても山の頂上で食べるご飯って
なんであんなに美味しいのだろう
あ、これだけは子供の時も一緒だな。
あのインスタントラーメンうまかったなあ〜

ちなみに、僕の名前の「聖岳」というのは
南アルプスの「聖岳ひじりたけ」から来ている。
いつか登ってみたい。いや、登らないといけない気がする。

2 thoughts on “いつもいない話”

  1. ぼくも同じです。あんなにきらいだった毎年夏の家族登山。高山病やら長距離移動の退屈さやら…。でも今は興味しんしんです。花も鳥も草も岩も。山頂でのスイカと焼肉はいい思い出です。

    1. スイカと焼き肉ですか!それは試したことがないです。
      焼き肉はいいな〜。匂いで他の登山者もよだれが止まらなくなりそうですね

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