短大の時に教えてもらった版画の技法で絵本を作っています。「モノタイプ」という技法なのですが、いつも説明が難しい。版画なのに一点しか絵ができないし、版も腐食させたり掘ったりするわけでもないし。「それって版画なの?」と聞かれる事もよくあります。正直僕もよくわかりません。
でもま、いいな〜と思う絵ができたらそれでいいかって思ってます。
やってるうちに分かること
絵本のラフを直しているうちに
「ああ、そういうことか」
と分かってくる瞬間があって面白かった。最初のラフでは全然面白くないと自分でも思っていたのに。自分が考えたというよりも絵本が自分で歩き出したというかしゃべりだしたというか
「こっちいきたい」
「ああ、そっちね。へ〜おまえそっちに行きたいのね」
なんて会話をしている気分。これは自分が作ったといえるのだろうか?不思議な気分です。